曽野綾子さんのオピニオン

27日、産経朝刊から。

最近、週刊誌、新聞、テレビなどで、安倍政権批判と結び
つけて「最近の日本には、戦前の日本と似た空気を感じる」
という表現を度々聞くようになった。

つい最近も同じような言葉で「戦前と似てきた」という72歳
の読者の投書を読んだ。
いかにも体験からものを言っているように見えるこの72歳
は終戦時、2歳だ。開戦前のいやな空気を知っているはずは
なく、まだ生まれていないはずだ。

流行の表現でものを言うのは本当は恐ろしいことなのである。
新聞の読者も、世論をそういう形で見守る義務がある。

カトマンズの野生ザル。元気かな?
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